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効率的で、コストに優れた防火性

米国では、米国モデル建築基準で設定されている防火基準に準拠可能な、最も効率的かつ経済的な構造材料として、グルーラム構造用集成材が広く利用されています。
 

耐火試験法や火災工学の進歩により、構造用集成材の耐火性能に関する理解がより深まり、その結果、さらに優れた耐火性設計法が実現しました。

耐火性と防火性
火災に対して完全に耐えることの出来る建物は存在しません。ほとんどの建物では、収納物は可燃性であり、そのため、火災時に人命や資産に危険を及ぼす最も大きな原因は、多くの場合、建物の構造材料ではなく建物の収納物です。耐火性が高いとされる建物でも、収納物に着火した場合の火災は相当深刻なものとなり、不燃性の構造体を使用した建物でも崩壊してしまう場合があります。

イリノイ州シカゴのマコーミック・プレイス展示ホールの火災はその典型な事例です。この大きなな展示場の構造部材は、内装の非耐力壁も含め、全て不燃材料が使用されていました。1967年に起きた火災では、展示場内に瞬時のうちに火災が広がり、かなりの高温に達したため、鉄骨の梁やトラスは熱で曲がり、屋根全体が崩壊しました。建物の被害額は1億5000万ドルにも上りました。

この事例やその他の火災事故の教訓に基づき、建物は「火災に耐える」設計より、「火災を防ぐ」設計が必要であることが明らかになりました。これは、建築基準法に基づけば、可燃性の構成材料を使用していても実現が可能です。構造材料はもちろんのこと、建物の収納物や家具の可燃性、内装仕上げ、スプリンクラーの効果、十分な消火機器の有効性が要件の対象となります。高性能のアラーム付き煙感知器や、わかりやすい非常口を設置することも、建造物や居住者を守る上で不可欠です。

上写真:米国ワシントン州バンクーバーのターボテック社の火災現場。「耐火性」とされていた建物の大部分は崩壊したが、構造用集成材は崩壊せず原形をとどめた。

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