ダグラス・ファー

プセウドツガ・メンジエーシィ

 

森林管理、在庫管理および生産

西部地域には、約5,500万ヘクタールの森林地があり、商業的に重要な木材製品の樹種が21種以上、生育しています。5,500万ヘクタールの森林地の内、2,020万ヘクタールは公園、風致保存地区、自然保護地区、野生動物保護地区、研究保存地区として保護され、法的、行政的、司法的決定により、伐採を禁じられています。

プセウドツガ・メンジエーシィは特殊な樹種で、ダグラス・ファーという呼び方が最も一般的ですが、オレゴン、オレゴン・パイン、ブリティッシュ・コロンビアン・パイン、レッド・ファー、さらにはダグラスツリーとしても知られています。どの名で呼ぶかはともかく、ダグラス・ファーは北米の針葉樹の全産出量の5分の1を占めています。

西部地域の約1,400万ヘクタールの商業林にダグラス・ファーが生育し、主に自然の立ち木の状態で管理されています。木材を産出する土地は、伐採、森林管理法、森林再生の義務、野生動物、流域、土壌および生物学的多様性の保護に関連して、地域および州の厳格な法により管理されています。1998年のダグラス・ファー材総生産量は1,750万立方メートルでした。

格付機関

針葉樹輸出協議会(SEC)の会員である格付機関は以下の通りです。

太平洋木材検査機関(PLIB) 
西海岸産針葉樹材のための輸出「R」リスト等級と仕上げ基準

レッドウッド検査サービス(RIS) 
カリフォルニア・レッドウッド協会(CRA)の1部門カリフォルニア・レッドウッド材の等級規格のための標準仕様

西海岸木材検査機関(WCLIB) 
西海岸産木材の標準等級

西部木材製品協会(WWPA) 
西部産木材の等級基準

以上4つの格付機関は、アメリカ合衆国商務省の管轄下、米国木材規格委員会(ALSC)によって認定されています。RIS、WCLIBおよびWWPAは規格書を発行することのできる機関として正式に認可を受けており、米国針葉樹材規格PS-20に準拠すると認定された等級基準を発行できる全米の6機関の中の3つです。この製品規格は、木材が等級格付マークに表示されたサイズ、等級、設計値と一致することを確約するための手段です。

以上の4つの格付機関はいずれも、ディメンション・ランバーの全米等級規則(NGR)に則して構造用材の等級づけと検査サービスを提供することにおいて正式認可を受けています。その内、PLIB、WCLIB、WWPAはカナダ木材規格認定委員会の認可も受けており、カナダの全国木材等級委員会(NLGA)が出版した「カナダ産木材の標準等級規則」に則して、等級検査サービスを提供することができます。

上記の格付機関に関する詳しい情報は、SECが発行する印刷物「アメリカ西部の針葉樹材と等級」をご参照ください。

ダグラス・ファーは、北米大陸においてコースタル・レッドウッドに次いで2番目に樹高の高い樹木です。平均的な高さは45mから60m、直径は600mmから1,850mmになり、海抜0mから1,830mの地域で生育します。

 
ダグラス・ファー産出量の分布

カスケード・クレストの西側からワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州北部の太平洋に至る地域で産出されるダグラス・ファーは、「海岸部ダグラス・ファー」として知られており、等級スタンプでは「DF」で通っています。


「内陸エンパイヤ」の北部地域に位置するカスケード・クレストの東側では、ダグラス・ファーに混じってウェスタン・ラーチ(ラリックス・オクシデンターリス)が生育しています。両樹種は外見、特質が類似しているため、構造材製品において混合されることがあります。ダグラス・ファー/ラーチという結合樹種として販売され、「DF-L」の等級スタンプが付けられます。


量は少ないものの、アリゾナ、コロラド、ネバダ、ニューメキシコ、ユタの各州でもダグラス・ファーが産出されます。これらの製品はダグラス・ファー・サウスと分類され、「DF(S)」または「DFS」の等級スタンプが付けられます。


カナダ産のダグラス・ファーはダグラス・ファー・ノースと分類され、「DF(N)」または「DFN」の等級スタンプが付けられます。