ウェスタン・ヘム/ファー

構造用に等級づけられた製品

構造用製品

ヘム/ファーは、多様なサイズ、長さで生産され、国際市場の構造的仕様に応えます。日本に向けて生産、出荷されているヘム/ファー構造材の大部分は、日本の在来軸組工法用の柱、そして耐水処理を施した土台です。アメリカの製材所で、標準的な90mm×90mm(3.54インチ)または105mm×105mm(4.134インチ)のサイズ、および標準的な3m(10フィート)と4m(13フィート)の長さで製材します。比較的小さなヘム/ファー材(45mm×45mm)は屋根の垂木として使用されます。窯で乾燥されたヘム/ファーの板材は接着して、メートル寸法の集成柱を作るのにしばしば使われます。メートル寸法を持つヘム/ファー材はヨーロッパ、南米、太平洋沿岸諸国の市場に向けても生産されています。

ヘム/ファーの構造用製品は住宅、軽量商業建物、大がかりな建設物等の構造枠組の用途において性能を発揮します。その強度と硬度の組み合わせは、床システムに最適の選択であるといえます。S-DRYとKDのヘム/ファーは収縮や割れが極めて少ないので、暑く乾燥した気候や寒冷で湿度の低い気候においても、その性能を良く発揮します。これら乾燥した製品は、他の乾燥材製品にもなじみやすく、いつでも組み立てられるため、特に多層の木造建設物に適しています。

さらにヘム/ファーは、釘を打ったり、ネジで止めても裂けにくいこと、釘、ネジがしっかり止まること、のこぎりを使用しても割れにくいこと、多様な種類の接着剤が使用できること、重量が比較的軽いことなどの理由で、多くの施工者に好まれています。

 

米国のディメンション・ティンバー

公称寸法:厚さ2から4インチ×巾2から4インチ
(表面加工・乾燥済み – 厚さ38から89mm×巾38から89mm)
(表面加工済み、未乾燥– 厚さ40から90mm×巾40から90mm)

軽量枠組構造材: 最も強度を要する設計・加工システム、トラス、積層材、多層プロジェクトに適しています。
軽量枠組材: 壁枠組、上枠、下枠、ころび止め、ブロッキングなど一般的な枠組に適しています。

公称寸法:厚さ2から4インチ×巾2から14インチ
(表面加工・乾燥済み– 厚さ38から89mm×巾38から337mm)
(表面加工済み、未乾燥– 厚さ40から90mm×巾40から343mm)

スタッド級(たて枠組):垂直の使用のみを意図した、壁の枠組に理想的な部材。

公称寸法:厚さ2から4インチ×巾5インチ以上
(表面加工・乾燥済み– 厚さ38から89mm×巾38から337mm)
(表面加工済み、未乾燥– 厚さ40から90mm×巾127mm以上)

構造用根太および平板(ストラクチュラル・ジョイスト・アンド・プランク)等級 
床、天井根太、屋根の垂木、頭つなぎ、梁、トラス、一般枠組など構造的利用に適しています。

 

スペシャル・ディメンション・ティンバー

機械強度規格(MSR)材 – 機械的に強度や接合能力が測定された規格で、トラスその他の設計加工材用に用いられます。ヘム/ファーのMSR材は2,400Fb-2.0Eまでの応力レベルのものが手に入ります。

構造用集成材 – 縦継ぎ材(フィンガージョイント)、巾はぎ材、積層材など。サイズと等級が同じならば、一般のディメンション・ティンバーと同じように使えます。すべての米国標準建築基準において、使用が認められています。

 

構造用デッキ材/床下張り用材

公称寸法:厚さ2から4インチ×巾4インチ以上
(表面加工・乾燥済みまたはMC15のみ - 厚さ38から89mm×巾89mm以上)

屋根、床に適した製品。屋外や裏庭のデッキでの使用は意図していません。巾38、64、89mmのものがあります。さねはぎ加工(T&G)され、V型あるいは丸型の縁取りがされています。その他の標準パターンも厳しい建築的要請に応えるよう配慮されています。WWPAおよびWCLIBはそれぞれ2つの等級に関する規則を設けており、WWPAは「特選デッキング」と「商業用デッキング」、WCLIBは「特選デックス」と「商業用デックス」という規則を定めています。含水率19%(S-DRYまたはKD)あるいは15%(MC15またはKD15) で表面加工されます。「特選デッキング」/「特選デックス」等級の製品は化粧用内装天井に最適。商業用等級の製品は主に工業施設の屋根や床用に使われます。

ヘム/ファーは接着剤と極めて良くなじみます。その強度と美しさを組み合わせた特質により、接着積層材の梁に最適の樹種です。この写真では、モールディング、ドアかまち、天井パネルにもヘム/ファーが使われています。

ヘム/ファーはS-DRYとKDの含水率を持つ材として手に入れることができる構造材で、その特質は高い強度と硬度です。住宅、軽量商業建物、大がかりな建設物などの構造荷重・耐重の要求に応えることができます。木目がまっすぐで硬く、強靱で加工しやすく、またほとんどヤニがありません。乾燥した枠組材は収縮したり割れたりすることを最低限に抑えることができます。

大きなサイズ

これらの製品はS-DRYと指定される場合もありますが、未乾燥で出荷されることもしばしばあります。荒挽きのまま、あるいは4面にプレナー掛け(S4S)を施されることがあります。これらの「ヘビー・ティンバー」もまた、米国その他の標準建築基準に準拠し、優れた耐火性の等級を与えられています。表面加工を施したものは、公称寸法より1/2インチ(13mm)小さくなります。

梁および側げた – 厚みが公称5インチ(公称125mm)以上、巾が厚みより2インチ(公称50mm)以上広い。
柱および大断面材 – 厚みが公称5×5インチ(公称125×125mm)以上、巾が厚みより2インチ(公称50mm)未満広い。

 

ヘム/ファーはウェスタン・ヘムロックともみ科の木の樹種の組み合わせです。個々の樹種の特質には多少違いがありますが、木材として加工された後は、木の繊維は事実上区別がつきません。これらの樹種は類似の設計値を有しているため、構造的な用途には皆同じように使用することができます。 


図3

図3: ヘム/ファーの大部分は、主に規格寸法材であるディメンション・ランバーとして加工され、等級、サイズ、S-DRYとKDなどが決められます。「軽量枠組構造」の「No.1&BTR」の製品はここに示されているように、高度の強度が必要とされている場合に使用されます。


図4

図4: 「セレクト・ストラクチュラルの根太および平板」材(厚さ実寸38から89mm×巾実寸38から337mm)。節は堅く、うまくばらついている場合には、良質でしっかりと周りの木材に囲まれているか、芯節に限られており、不良または取れやすい節は1.2mあたり1つだけしか認められていません。節の大きさ(中央部との相対で)と節の種類(不良または取れやすさ)は、この高強度の等級に対する規則によって制限されています。「根太および平板」や他の規格寸法材の等級はS-DRYまたはKDとして製造されることがしばしばです。