特徴と最適な利用法ポンデローサ・パインは、製材や鉋がけの直後には松林の芳香を発します。大きめの木は赤褐色の芯材の部分が小さく、蜂蜜色や麦わら色の白太の部分が特に大きくなっています。この木材は、軽度から中程度の強度で、割れ、節、樹脂などの望ましくない特徴が少ない木材が必要とされる場合に適しています。 ポンデローサ・パインは、モールディング、扉、窓、枠、引出しなど、動きに対する耐久性が必須要素となる箇所で重宝されます。また摩擦や衝撃、きしみによって裂けることがないので、上記の用途以外にもサッシや廻りぶち、鎧戸、日除け、円柱、階段、鼻隠しなどに最も適した素材とされています。その他、接着剤使用の容易さでも上位25%以内にランクされており、接着剤を利用した加工が必要とされるあらゆる製品に使用されています。 寸法の安定性どの木材でも環境によって水分の含有量が変化するため、多少の縮みや膨張は避けられません。しかし、ポンデローサは細胞構造が均一なので、他のソフトウッドに比べて縮みが少なくなっています。乾燥後も割れ、そり、曲がりが最小限で、木目が目立つことも稀です。まっすぐで均質な木目を持ち、他に例がないほどなめらかに仕上がります。いったん乾燥させた後は、湿度の変化による影響を受けることが比較的少なく、極めて加工しやすい木材なので、正確な木組みが必要な場合に高く評価されています。 住宅建築ポンデローサ・パインは、軽量構造、間隔のあいた野地板、床や屋上デッキなどに適しています。防腐加工も容易なので、デッキやその他の屋外用に優れた素材です。強度の面では、より重く目の詰まった他のソフトウッドに比べると多少劣りますが、寸法上の安定性と強度、加工しやすさがあいまって、根太、間柱、たるき、プレート、軒下天井など、ほとんどの軽量構造に応用できます。また、釘を打ち込んでも裂けることが少ないため、大きな釘を使用することができ、釘による保持力も高くなります。 材木店やホームセンターなどの従来の流通販路では、通常相当量のポンデローサ・パイン製品の在庫が用意されています。ポンデローサ製品は素人でもプロでも、家の補修、パネリング、デッキ、改装、改築、増築など様々な用途で利用することができます。 パネリングパイン材のパネリングは、キッチン、居間、小部屋、寝室などでカントリー調のインテリアによく用いられますが、新しい仕上げ技術やパターンによっては、コンテンポラリー調や トラディショナルなインテリアにも合わせることができます。 ポンデローサ・パインには、クリアなもの(セレクト級)や節のあるもの(コモン級、ボード級)など、多様なパネリング・パターンが揃っています。パターン付きパネルの等級は通常、等級名が1xで始まる素材に反映されています。 標準パターンのいくつかは下記に紹介されています。パターンの多くは裏返しでも使用でき、模様のある面と裏面のどちらかが選べるようになっています。ただし、パネリング材の等級付けが模様のある表面を対象に行われるということは重要ですので憶えておいてください。裏面は往々にして木材の等級としては劣るものの、独特のデザイン効果を狙う場合にはかえって好まれるといった特徴を持っています。 ほとんどの材木店では限られた種類のパネリング材のみを取り扱っていますが、標準パターンならどれでも特別注文が可能です。中にはカスタムメードでユニークなパターンの注文を受けつける店もあります。 WWPAのパターン・オプション、プロフィールについての詳細は、 WWPAのスタンダード・パターン・カタログを参照してください。またはインターネットで、ウッド・モールディング・アンド・ミルワーク・プロデューサーズ・アソシエーションwww.wmmpa.comにアクセスしてください。 木工と家具最高のパネリング材であるポンデローサは、その特徴により家具をはじめ、作り付け本棚、ベンチ、カップボード、机、キッチン、キャビネットなどの建築木工品にも最適な素材です。セレクト級、コモン級、ボード級またはファクトリー&ショップ級など、目的に合わせて広く利用できます。 ポンデローサ・パインは、きめが均質で、やにつぼがほとんど無く、裂けにくいという点で、家具職人や木工職人に高く評価されています。仕上がった部材は、締め付けなくても楽に組み合わせることができます。材木は手作業でも機械でも扱いやすく、すぐにモールディングやキャビネットに使用することができます。 アンティーク家具、古いパイン材または新しいパイン材を使った新品家具など、ここ数年、パイン製家具の人気が再び高まっています。蜂蜜色のパインはどのようなデザインにも自然にマッチ するほか、シンプルな漂白パインをコンテンポラリー調の家具に利用する傾向がますます高まっています。ポンデローサ・パインの家具には、仕上げ塗り済みのものと仕上げ塗り無しのものがあり、デザインや品質も様々なものが出回っています。 仕上げ塗りポンデローサ・パインは、ペンキ、ステイン、ラッカー、ニスなど、これらのいずれを使っても美しく仕上がります。ある種のもっと重い木材に見られるように、ペンキやステインが木目を目立たせることはありません。ただし、仕上げ後の表面が変色したりしないように、節はあらかじめシールしてください。 屋外用の加工製品防腐加工されたポンデローサ・パインは、米国西部や中西部北方の地域並びに海外でよく利用されています。フェンス、プランター、収納庫、遊具、デッキ、ベランダの手すり、ベンチなど、屋外用に使われます。 白太の細胞には防腐剤が深く均等に浸透するので、白太の豊富なポンデローサは加圧注入に適しています。ポンデローサ・パインは地上用にも地中用にも加工することができ、また、他のソフトウッドと異なり、インサイジングしなくても地中用に加圧加工することができます。加工された製品は保存がきくため、卸業者や材木商にとって扱いやすくなっています。 標準サイズに加え、ポンデローサ・パインには、端が丸く加工されているWWPA デッキング級パティオIとパティオIIの2種があります。これらは、デッキ用の防腐加工済み素材として特別に製材されたものです。これらの製品は乾燥仕上げされて、厚さ 25または29 ミリメートルx 幅140ミリメートル、丸い端は6.4 ミリメートルの仕様です。 アメリカの防腐加工済み木材には必ず、業界基準をクリアしていることを証明するアメリカン・ランバー・スタンダード委員会(ALSC)公認のエージェンシーによる品質管理マークが付いています。防腐加工製品にある品質管理マーク、スタンプ、タグにあるALSC公認を示すCheckMarkを確認してください。米国西部での公認エージェンシーと商標は次の通りです: ALSC* 米国西部の認定エージェンシー
乾燥した木材のみが防腐加工されます。加工後は、最終使用場所に設置される前に、木材の含水率が周囲の湿度に合うようにしておく必要があります。水溶性の防腐剤は表面を清潔にドライに保ち、嫌な匂いもないので、すぐにペンキやステインを塗ることができます。 防腐加工基準と関連建築基準は、国、地域、都市によって異なるため、詳細はウェスターン・ウッド・プリザーバーズ・アソシエーション(www.wwpinstitute.org)にお問い合わせください。または、ソフトウッド輸出協議会のウェブサイトwww.softwood.org に掲載の「Wood That Works, Wood That Lasts」を参照してください。
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