ポンデローサ・パイン
パイナス・ポンデローサ

はじめに

  米国西部に成育する白味のパイン(ウェスタン・ホワイト・パイン)は、木を愛する人々の心を捕らえる特別な魅力を備えています。パインの持つ樹脂の香りや明るい色は、ファームハウスやアンティーク家具、山小屋、スキーリゾートへの郷愁をかきたてます。またパインは商業的にも高い価値を兼ね備え、木製ウィンドウ、モールディング、木工品、家具、棚、パネルの主要材料として世界中で広く利用されています。パイン・ボードには、節のない最高級品質から加工用まであらゆる等級が揃っています。

  ポンデローサ・パイン(パイナス・ポンデローサ)、シュガー・パイン(パイナス・ランべルティアナ)、アイダホ・ホワイト・パイン(パイナス・モンティコラ)は、主に外観の良さと加工しやすいことが重視されていますが、パイン種の4つ目のタイプであるロッジポール(パイナス・コントルタ)はその強度で知られています。この樹木はアメリカ西部の原型的な木材であり、ディメンション・ランバー用のSPFS (スプルース・パイン・ファー、サウス)と呼ばれる混合樹種の中の典型的な「パイン」種として親しまれています。 

  アメリカの樹木では、ウェスタン・ホワイト・パインと南部産のイエロー・パインは顕著に異なります。サザン・イエロー・パインはより木目が粗く、重いため、構造材として広く用いられています。また一般に、ディメンション・ティンバーのサイズで用いられ、短期ローテーションで伐採されています。

  ウェスタン・パインは、木目の美しさで有名です。管理された森林で自然生育され、長期ローテーションで択伐されます。大きめの成木からはクリームがかった白色、または黄色味を帯びた白太の材木が大量に産出され、節は比較的少ない上に間隔を置いて分散しています。芯材も量が少なく、通常は明るい赤茶色です。木肌は柔らかく、木目はまっすぐで密度が高く均質なものが典型的で、仕上げ後の繊細な外観を作り上げます。これらのパイン種では、ポンデローサが最も産出量に優れ、広く利用されています。 

天井のパネリングはシュガーとポンデローサ・パインの混合です。窓の縁取りはポンデローサ、円柱はダグラス・ファーです。シュガー・パインは芯材と白太の色のコントラストがはっきりしていますが、ポンデローサは色のバリエーションがほとんどなく、木目が均質です。